第四節 ベーンポンプの可変径動作
可変径加工とは、ベーンポンプの元の羽根車の一部を旋盤で外径に沿って切断することを意味します。インペラが切断された後、ポンプの性能は一定の規則に従って変化し、ポンプの動作点が変化します。
切断法
一定の切削量の範囲内では、切削前後のウォーターポンプ効率は変化しないとみなせます。
インペラ切断時の注意点
羽根車の切削量には限界があり、そうでないと羽根車の構造が破壊され、羽根の出水端が厚くなり、羽根車とポンプケーシングの隙間が大きくなり、損傷が生じます。ポンプの効率が下がりすぎます。インペラの最大切削量は比速度に関係します。
給水ポンプの羽根車を切断することは、ポンプの種類や仕様の制限と給水対象物の多様性との間の矛盾を解決する方法であり、給水ポンプの適用範囲を拡大します。ポンプの動作範囲は、通常、ポンプの最大効率が5%〜8%以下しか減少しない曲線セクションです。
例:
モデル:SLW50-200B
羽根外径:165mm、揚程:36m。
インペラの外径を155 mmにすると、
H155/H165= (155/165)2 = 0.852 = 0.88
H(155) = 36x 0.88m = 31.68m
つまり、このタイプのポンプの羽根径を155mmにすると、揚程は31mに達します。
注:
実際には、ブレードの枚数が少ない場合、変更されたヘッドは計算されたヘッドよりも大きくなります。
投稿日時: 2024 年 1 月 12 日