一般的なポンプ用語の紹介 (4) – ポンプの類似性


ポンプの類似理論の応用

1. 同様の法則を、異なる速度で動作する同じベーンポンプに適用すると、次のことが得られます。
・Q1/Q2=n1/n2
・H1/H2=(n1/n2)2
・P1/P2=(n1/n2)3
・NPSH1/NPSH2=(n1/n2)2
c
例:

既設ポンプの型式はSLW50-200Bですが、SLW50-200Bを50Hzから60Hzに変更する必要があります。
(2960rpmから3552rpmまで)

50 Hz での羽根車の外径は 165 mm、揚程は 36 m です。

H60Hz/H50Hz=(N60Hz/N50Hz)²=(3552/2960)2=(1.2)²=1.44
60 Hz では、H60Hz = 36×1.44 = 51.84 m。
要約すると、このタイプのポンプの揚程は 60Hz の速度で 52m に達する必要があります。


投稿時刻: 2024 年 1 月 4 日